地元の蓬莱努小野市長をはじめ、リサイクルビジネスのきっかけを作って頂いた石井登志郎西宮市長(当時、衆議院議員)、リーテム社中島社長、富士デザイン㈱の出資者である、新明和工業㈱石丸副社長、三菱ガス化学㈱菅野部長と野村部長、Aikiリオテック友松副社長および工事関係者列席のもと、新工場建屋と新設の大型乾留設備(現在の量産設備の約5倍)が披露されました。


 ▼記念植樹写真 (左から、三菱ガス化学野村部長 新明和工業石丸副社長 富士デザイン杉野社長 蓬莱小野市長 石井西宮市長)

 新工場は、時代を先取りした兵庫県産の檜の集成材のプレカット工法を採用した長スパンの木造建築で周囲を林に囲まれた幅20mx奥行40mの大空間スペースに大型乾留設備を設置しており、リサイクル材の前処理と後処理を効率良く行う専用ラインで、コストダウンと品質管理の向上を図り、1シフト当たり10トン/月、最大の能力30トン/月・3シフトを目指します。これによって、乾留設備は2基体制となり安定供給が可能となります。

▼工場全景写真 SDGs事業にふさわしい緑に囲まれた豊かな環境で、グリーンの屋根とグレーの壁面が周囲に溶け込んでいます。左の広いオープンスペースは今後入荷するリサイクル材料のストックヤードとなります。

 来賓と株主から祝辞を頂戴しましたが、「精密乾留法」という、リサイクル技術として突出した技術に対する期待が寄せられました。蓬莱小野市長は、ご経験から炭素繊維の将来に向けての可能性を期待されており、その思い述べられました。石井西宮市長は、公務でない私的な立場でご参加いただきましたが、この事業のきっかけとなるリーテム社と富士加飾の結びつけを行って頂いた大恩人で、これが今日の成果を生み出しました。また、その経緯についてご説明頂きました。

 主催者の富士デザイン社長の杉野守彦からは、最近の成果が報告されました。

  1. 念願の欧州航空機メーカーとの関係構築の報告があり、欧州における橋頭保を築くことができた。 
  2. リサイクルCFのサスティナブルループの完成により市場開発が進み、短繊維のコンパウンドから、不織布、連続繊維のクロス(2023年度グッドデザイン賞を取得:日本複合材の柳原社長の尽力による)等幅広い開発商品の市場へに提供を始めた。
  3. リサイクル材を新品以上の性能に持ち上げる、アップサイクル技術の開発に着手した。

以上の成果報告がなされました。

 ▼富士デザイン代表取締役杉野守彦が成果報告する様子
背景には「FD」のロゴを中心にリサイクル炭素繊維のテーマデザインを掲示しておりますが、4年前の展示会以来必ず背景に表示する大変貴重な背景の幕です。

 兵庫県小野市から欧州に向けての開発技術発信には、長年にわたる地元中心のサポートメンバーのご協力があっての賜物です。