久しぶりにBlogを更新いたします。
昨日(5月7日)にJEC会場にてエアバスCTCのCEOとのミーティングを終えて帰国しました。
この1年間、プラスチックエイジ誌への投稿を皮切りに、JECアジア、SAMPE Japan での講演等を引き受け、Composite Worldへの掲載により精密乾留法によるリサイクル炭素繊維技術の海外での認知を受けました。
その結果として、2月にはComposite Unitedからの招致を受け、会員登録のドキュメントにサインをしたところ、翌日からFD(Fuji Design:富士加飾の英文)のLogoがCUのホームページに掲載されました。
無審査でCUに登録されるのは、異例とのことで弊社技術を紹介していただいた海外の各組織、雑誌と共に、親身になってお世話を頂いたCUメンバーである日本複合材の柳原社長、CU日本代表の西川様にお礼申し上げます。
JECにはCUからVIPバッジが送られてきたうえ、CUゾーンにブースを構えた日本複合材に滞在させていただき、多くのCUメンバーとの交流を行うことが出来ました。
初日の開場と共に、CU北ドイツの幹部から多くのCU関連メンバーの訪問を受け、これまでにない新しく進化した精密乾留法をCU内に広めて欲しいとの依頼を受けました。
今後は、日本での活動を、これまで弊社の技術をご評価いただきNDAを結んで頂いている会社と組織に限定して活動を続けるとともに、今後は弊社の技術を取り上げ、招致を頂いたCUとそのメンバー会社、組織との交流に注力したいと考えております。
今後、開発資金が調達できれば着手したいリサイクル炭素組織応用技術についてもCUメンバーと話をしたところ、既に開発済みの長繊維コンパウンド、コンポジットの実績で十分に資格があるとの判断で、特別メンバーに紹介していただけることになりました。
日本でこのようなテーマを持ち出すと「よくわからない」「それで出来たら理想ですね」、さらには「あなたのような会社がやるテーマではない」と見向きもしていただけず、ひたすら「日本はヨーロッパに学びその先進技術を取り入れなければならない。それを学んできた私の講義を聞きなさい」という教授や、それを忖度し、調査報告とする経済研究所が日本の政治を引っ張り、政府機関をミスリードしている事実の一端を、今回明らかに出来たのではないかと思います。
弊社は、CUをはじめとするヨーロッパ勢の温かいサポートを受けながら、日本企業として日本国内で、日本複合材様、帝人様、新明和様に支えられながら、ヨーロッパのCUメンバーを中心とする炭素複合材の先進技術集団と切磋琢磨して成長を続け、悲願でもある日本のカーボンファイバーの2次加工技術、製品事業の主導権を取り戻すきっかけにしたいと思います。