1.3 実証事業の検討内容

1.3 実証事業の検討内容

本提案の実証事業は、以下の3 項目から構成される。
①リサイクル工程の実証運転(実機を考慮した検討)
②リサイクル炭素繊維の2 軸押出機によるコンパウンドの試作開発と商品化
③多様なリサイクル源を考慮した炭素繊維の分類と、各対応した加工方法の検討と市場性の確認

➢ 解決すべき課題(①CFRP の束状回収技術の実用化実証、②CNG ボンベを活用した半導体等製造冶具の製品化に向けた一貫利用システムの確立、③多様なリサイクル源を考慮した製品市場開発の課題整理)の3 項目に対し、実証を通した成果を得ること。

➢ 実証以降の事業実施に向けて、原料回収(市中回収物、製造端材などの原料をどの程度集められるか)、製品評価(回収分別の成果物を用いたコンパウンドの品質、数量は、利用需要先に評価いただけるか)、需要評価(利用需要者と具体的に連携できるか)、実用化に係る総合評価(バッチ方式による複数系列の効率的な運転管理、事業投資規模と売り上げ、利益のバランス)を行い、事業化の総合判断を行う。