弊社は研究開発テーマで次のような選択基準を作っております。 「小さい会社のくせにずいぶん生意気じゃない?」 と考える方が多いと思いますがご覧ください。

世界でNo.1 あるいはNo.2 (オリンピックの金メダル、銀メダル)の技術開発テーマの弊社への提案は、全力で対応いたします。世界に市場を求め、日本の未成熟な炭素繊維2次加工技術を世界のトップレベルにいっしょに引き上げましょう。今、1テーマについて多くの仲間と金メダルを目指しています。

お金のない零細企業が海外の開発競争で成功するにはこの原則を守るしか生き延びる道はないと思います。相手ユーザーがたとえ大手でも彼らが本当に欲しいテーマを持ち込めば、必ず相手にしてくれます。海外の先進企業は、技術に対して公平です。

No1候補に対しては、本当に欲しいと思うと、試作費用、金型、治工具はすべて費用を出してくれます。きっちり約束通りの納期でサンプル提出すると、例えば評価のためには、量産工程がタイトでもチャンスをくれます。 忙しくても、時間を作り話を聞いてくれます。

残念ながら、金メダルが他社に決まり、1件落着となっても、もう一度チャンスは訪れます。購買部門から、セカンドサプライヤーを探せという至上命令が発せられます。これが、銀メダルなのです。

金メダル候補の歩んだ道を効率よく駆け抜けることができます。

学校では教えてくれませんが、これが開発チームを常勝軍団に導く定石です。 日本の研究開発が世界でなかなか通用しないのは、折角磨けば光る技術を持っていても、このようなアクションのやり方に慣れておられないからでしょう。 

スポーツ界において、最近の海外での若者の活躍は心強く、頼もしいですね。 彼らは最初から金メダルを目指し海外に打って出ております。我々企業も若者に負けないよう頑張りましょう。